西日本鉄道 北九州線北方線(昭和55年8月)

北方線は、小倉北区の魚町停留場と小倉南区の北方停留場を結ぶ4.6kmの路線でした。 他の北九州線の前身は九州電気軌道でしたが、北方線は小倉軌道による馬車鉄道として開業しました。 その後、路線を小倉電気軌道に譲渡して電化し、のちに九州電気軌道による小倉電気軌道の吸収合併を経て西鉄北九州線の一路線となりました。 そのため、軌間が1,067mmであったため、北九州線他路線との直通運転ができないので、北方線専用の車両が使われていました。
小倉南区は、北九州市の中心地である小倉北区に隣接しており人口が増加していた地域でした。 そのため、北九州市は新たな交通機関として、北九州高速鉄道小倉線(北九州モノレール)を計画しました。 北九州モノレールの建設工事開始に先立ち、北方線はその用地となるため、昭和55年11月2日に全線廃止となりました。
北方線廃止の約3か月間となる昭和55年8月16日に訪問しました。

魚町停留場から乗車して終点の北方停留場にむかいました
北方停留場から撮影開始です

北方線は連接車331形が活躍していました 北方停留場

北方停留場 この日は小倉競馬開催日で多くの乗降客で賑わっていました

北方停留場を発車すると、左に大きくカーブします

北方停留所−北方一丁目停留所

片野停留所−三荻野停留所

三荻野停留所−片野停留所


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